コードを書くエディタは、見た目の好みだけで選ばなくていい。保存、検索、型エラーの表示がすぐできるかどうかで決めよう。

どれを使えばいいか、最初は判断できません。

迷うならVS Codeでいい。TypeScriptの支援が最初から入っていて、困ったときの資料も多い。使っていて不満が出てきたら、そのとき別のエディタを試せばいいよ。

拡張機能はたくさん入れた方が便利になりますか?

最初は増やしすぎない方がいい。フォーマッターとLintの結果が見えれば十分だ。何を解決する拡張なのか説明できるようになってから追加しよう。

もうひとつの道具がGitだ。ファイルの変更履歴を残して、いつでも前の状態に戻れるようにする。使い始める前に、自分の名前とメールアドレスを一度だけ登録しておこう。

git config --global user.name "Your Name"
git config --global user.email "you@example.com"

これは何に使われるんですか?

記録した変更の作者として残る。設定しないままだと、最初のコミットで止まってしまうよ。

準備ができたら、まずは状態と差分を見る習慣から始める。

git status
git diff

いきなり記録する前に、何が変わったかを確認するんですね。

そう。git status がどのファイルを触ったか、git diff が中身のどこを変えたかを教えてくれる。読んで納得できたら、記録したいファイルだけを選んでコミットする。

git add index.ts
git commit -m "Add first message"

git add . で全部まとめて選ぶ書き方も見ました。

慣れれば使う。ただ最初のうちは、意図しない設定ファイルや秘密情報まで一緒に記録してしまいやすい。そもそも記録したくないものは、.gitignore に書いておこう。

node_modules
.env

node_modules はpnpmがいつでも作り直せるから記録しない。.env のような秘密情報は、そもそも共有してはいけない。

記録したものは、あとから見返せますか?

git log --oneline で一覧できる。だからコミットメッセージは、「何をしたか」が伝わる短い文にしておくと、あとの自分が助かるよ。

書く、差分を見る、必要なものだけ記録する。この繰り返しが開発の基本になりそうです。

その通り。エディタの設定も同じで、理由を説明できるものから少しずつ自分の環境に足していこう。次は、ここまでの道具を全部使って小さなプロジェクトを作る。