最初は、値に名前をつけるところから始めよう。TypeScriptでは const を使って、あとから参照したい値に名前をつけられる。

const greeting = 'Hello, World!';

console.log(greeting);

greeting と書くと、文字が表示されるんですか?

表示するのは console.log の役目だよ。1行目で文字列に greeting という名前をつけ、3行目でその値を console.log に渡している。文末のセミコロンは文の区切りだ。

console.log('Hello, World!') と直接書いてもよさそうです。

一度しか使わないなら、それでもいい。名前をつける利点は、値の役割を伝えられることと、同じ値を何度でも使い回せることだ。

const unitPrice = 120;
const quantity = 3;
const totalPrice = unitPrice * quantity;

console.log(totalPrice);

120 * 3 と書くより、何を計算しているのか分かりやすいですね。

そこが大事なんだ。名前は、その値が何なのかの説明になる。TypeScriptでは、単語の区切りを大文字にする camelCase がよく使われるよ。

const でつけた値は、あとから変更できますか?

同じ名前へ別の値を代入し直すことはできない。試すとTypeScriptが止めてくれる。

const total = 100;

total = 200; // Cannot assign to 'total' because it is a constant.

では、途中で変わる値はどう書くんですか?

そのときは let を使う。

let count = 0;
count = count + 1;

console.log(count);

ただし基本は const でいい。変わる必要がある値だけを let にすると、「ここは途中で変わる」という意図が、コードを読むだけで伝わるようになる。

名前をつけられるようになったから、次はその値を使って計算してみよう。